科学的調理理論の実践備忘録

球形の牛を真空中に置く

料理科学の実験・検証

炭火の量によるダッチオーブン内の温度変化【動画で解説】

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炭を使った時のダッチオーブン内の温度が知りたくてネットで調べてみましたが、いまいちわかりにくかった(信憑性がなかった)ので、動画でわかりやすく検証します。

炭火の火力およびダッチオーブン内の温度は、気候、炭の種類、炭の組み方、炭とダッチオーブンの距離などの条件の違いによって大きく変わりますので、あくまでも参考程度に見てください。

とはいえ、動画で解説することでそれらの火力が決まる条件(気候や気温以外)が一目でわかるので、感覚的に理解するためには役に立つと思います。

○気候、気温

気温6℃、湿度96%

○使用している炭
オガ炭

○ダッチオーブンのサイズ
12インチ(ユニフレーム)

○炭の組み方について
この動画では、出来るだけ長い時間炭火の火力を保つために炭を密集する形で、かつ高さが出ないように平坦に配置しています。

炭火の火力は一定ではありません。
組み上げ方にもよりますが、動画のように平坦に置く場合、火力はゆるやかに下がっていくと思います。

ですので、炭火を使った調理の場合は正直感覚を掴むしかないと思います。

そのためこちらの動画で
「この大きさのダッチオーブンでこれくらいの炭火の数だと内部はこれくらいの温度なんだ」という感覚を掴むきっかけにしてもらえればと思います。

[目次]
0:42 「下火⇒弱火、上火⇒弱火」の温度
1:29 「下火⇒弱火、上火⇒強火」の温度
2:07 測定結果のまとめ
2:20 「下火⇒弱火、上火⇒無し」の温度(動画データ紛失)

ダッチオーブンの温度計測結果

1、下火⇒弱火、上火⇒弱火の場合のダッチオーブン温度

10分後 220℃
20分後 220℃
30分後 200℃
40分後 190℃
50分後 170℃

2、下火⇒弱火、上火⇒強火の場合のダッチオーブン温度

10分後 220℃
20分後 240℃
30分後 220℃
40分後 200℃
50分後 180℃

3、下火⇒弱火、上火⇒なしの場合のダッチオーブン温度(動画データ無し)

10分後 120℃
20分後 150℃
30分後 150℃
40分後 150℃
50分後 150℃

炭火の量によるダッチオーブンの温度計測結果の感想

・どれも加熱開始後10分〜20分でピークの温度帯に達した
・1、2はピーク温度に達してから徐々に下降していくのに対して、3の下火のみの場合は60分を過ぎるまで温度が下がらなかった

ここからは主観ですが、下火は上に乗っている(加熱された)ダッチオーブンの熱によって保温状態になったため、温度を保ちやすかったのではないかと思います。

炭の火力には癖があり、密集させるとお互いの熱でどんどん温度が高くなり、真っ赤になって超高温の状態が続くようになります。ところが、お互いの熱が当たらないほど離して置くと、すぐに灰を被って温度が下がっていってしまいます。

炭火というのはそれほど外部からの熱によって温度が急激に上がったり、下がったりするということです。

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